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よくあるご質問

『瓦せんべい』は今も職人さんが焼いているのですか?

はい、当店では、昔ながらの手焼きの技術を大切にしつつ、伝統技術と効率化の両立を図っております。

創業当初から続く手焼きの技法では、焼き型に職人がネタ(生地)を盛りつけ、5〜6本の焼き型を火床の上で順番に回転させながら送っていく方法で、ゆっくりと丁寧に焼き上げます。

この技術は、先輩職人から後輩職人へと受け継がれ、今も守られています。

1950年頃からは、より多くのお客様に美味しい瓦せんべいを届けるために、自動充填・回転式の焼成機も導入しています。

しかし、焼印だけは現在においても、職人が火床で熱した焼印を1枚1枚手作業で押しています。この手仕事こそが、瓦せんべいに宿る「温かみ」の源です。

『亀井堂』という屋号の店が他にもありますが、どのような関係があるのですか?

『亀井堂』の名を冠した菓子店は複数存在しますが、それぞれが独立した企業であり、『亀井堂総本店』とは資本上の提携や系列関係はございません。

この点、『亀井堂』という屋号は当店が登録商標を保有しております。

明治期から昭和初期にかけて、当社で修業した職人や関係者が『のれん分け』という形で独立し、『亀井堂』の屋号の使用を許可してきたという歴史的背景があります。

当店がのれん分けを認めたお店では、『〇〇亀井堂』など地名を冠した名称を用い、当社との区別がつくよう配慮されております。

瓦せんべいのレシピや製法もそれぞれ異なり、当店と同じではありません。

いずれの企業も、神戸発祥の瓦せんべい文化を大切にし、その魅力を広める仲間と して活動しております。

歴史に関するFAQは、こちらもご参照ください。

(【瓦せんべい】亀井堂総本店の150年の歩み|亀井堂総本店-公式-)

どうして瓦の形にしたのですか?

『瓦せんべい』の考案者である松井佐助は、立派な寺社仏閣の多い大阪の地域で幼少期を過ごしたため、古代瓦等に大変興味を持ち、収集や研究する趣味がありました。瓦が持つ魅力についての造詣が深かったことからも『瓦せんべい』が産まれたと伝わっています。

松井佐助が開港間もない神戸で創業した明治初期には、神戸では異人館などを含め、新時代の街づくりが急ピッチで行われていました。

当時の日本では、新築のお祝いとして実物の瓦に揮毫をして贈答するという文化もあり、創業者は『瓦』=『新たな門出を祝うおめでたい縁起物』と考えて親しみのある瓦の形に整えました。そのため「瓦せんべい」は贈答菓子として大変喜ばれたそうです。

また、荷車で瓦せんべいを運搬するといった当時の物流背景に鑑み、アーチ状構造をとると上からの圧力を分散させる効果があり、せんべいが割れにくくなるという構造上の理由もあったと言われています。

『瓦せんべい』を最初に作ったのは誰ですか?

当店創業者の松井佐助です。

明治6年2月に当店を現在地において創業いたしました。