少量から始められるノベルティ制作の選択肢
ノベルティ制作を検討する際に、よく耳にするのが「小ロット対応」という言葉です。
「小ロットとは何か?」「どのようなメリットがあるのか?」を知りたい方のために、少量生産のノベルティ活用のポイントをご説明いたします。
英語「lot」の語源と意味
「ロット(lot)」という言葉の語源は、英語の “lot” にあり、もともとは以下のような意味から派生しています。
語源:古期英語 “hlot”
原義:「くじ引き」や「分け前・取り分」を意味する言葉
そこから転じて、英語圏では「ひとまとめの数量」といった意味で使われるようになりました。
小ロットとは?基本の意味
「小ロット」とは、少ない数量での製造・発注が可能な「生産単位」のことを指します。
ロットとは?
「ロット」とは、生産や発注の際の「単位数」を意味します。たとえば「1ロット100」と記載されている場合、それは100個単位での発注が基本という意味になります。
小ロット対応が求められる背景
近年、以下のようなニーズから「小ロット」対応のご相談が増えております。
- 展示会やイベントで、限られたターゲット層にだけ配布したい
- 社内表彰や社内イベントなど、社内向けの限定記念品として使いたい
- 新規立ち上げブランドのテストマーケティング用として使いたい
- 在庫を持ちたくない、無駄を出したくないという環境配慮の観点
小ロットノベルティのメリット
1. コストの最小化
大ロットで制作した場合、在庫として余ってしまう可能性もありますが、小ロットであれば必要な分だけ発注できるため、無駄がありません。結果的に、トータルコストの削減にもつながります。
2. テスト的な活用がしやすい
ブランドや企業のイメージを形にしたノベルティは、実際の反応を見てから本格導入したいというお声もあります。小ロットは、テストマーケティングに最適です。
3. 柔軟なデザイン変更が可能
数千個単位のロットでは、途中での変更が難しくなりますが、小ロットであれば「イベントごとにデザインを変える」といった運用も現実的です。
小ロット対応で気をつけたいこと
単価がやや高くなる傾向に
小ロットで制作する場合、版代や印刷コストなどが1個あたりに分散されにくく、単価はやや高くなる傾向があります。
ただし、総コストとしては抑えられるケースも多く、「トータルで見ればリーズナブル」と感じられる方も多いようです。
対応できるお品が限られる場合も
ノベルティの種類や製造方法によっては、「最低ロットが100個以上から」と決まっているケースもあります。特に金型が必要なアイテムなどは、小ロット対応が難しいこともあります。
まとめ|小ロットは、ノベルティ導入のハードルを下げる
「たくさん作らないといけないから無理かな…」と感じていた方も、小ロット対応のノベルティであれば、必要な分だけ、意味のある贈り物をつくることが可能です。
数量が少ないからこそ、一つひとつに心を込めた贈り物ができる。そんな選択肢として、是非「小ロット」の可能性をご検討ください。